CHIKUUNSAI Ⅳ ∞
書籍・プロダクト 企画開発
かつて竹工芸の文化の中心地であった大阪・堺の120 年続く竹工芸家に生まれ育った四代田辺竹雲斎。歴代から受け継いできた精神と技術で伝統的な花籃や茶道具を制作する一方、竹のオブジェや竹のインスタレーションといった新しい時代に即した作品を制作してきました。
特に2016年フランス国立ギメ東洋美術館で制作した日本人初のインスタレーション《五大》は、日本の竹工芸の枠組みを超えた単独のアート作品として紹介され、高い評価を受けました。今回発売される作品集「CHIKUUNSAI Ⅳ ∞」には、この《五大》をはじめ、2014年から2019年までに世界各地で制作した15点の竹のインスタレーションが収録されています。
写真は国内外で活躍する渞忠之。デザイン・編集は2020年亀倉雄策賞を受賞した菊地敦己。
「竹を編む」という工芸の技法から出発し、「世界基準の現代アートとしての竹」を表現する四代田辺竹雲斎の挑戦をぜひご覧ください。
【一般販売価格】:16,000円(税抜)
著者:四代 田辺竹雲斎
発行:CCCアートラボ
ISBN 9784866950143
仕様:296 ページ/ B4 変形/幅 225× 高さ 300mm/上製(スリーブ入)
【四代田辺竹雲斎(よんだい たなべ ちくうんさい)】
国内外で活躍する美術工芸家。東京藝術大学、美術学部彫刻科卒。
日本の伝統を受け継ぐ作品と、竹によるインスタレーションや現代性の強い立体作品という2つの作品群を特徴とする。
インスタレーションは「記憶に残すアート」をテーマとし、毎回異なる場所と形で発表。形は無くなってしまうが、材料である竹は展覧会終了後に解き、再利用され次の作品に繋がっていく。2016年には、フランス国立ギメ帖美術館で日本人初のインスタレーション作品として《五大》を発表。
〔Museum Collection〕
フィラデルフィア美術館(USA)/シアトルアジア美術館(USA)/ボストン美術館(USA)/ロングビーチアート美術館(USA)/サンフランシスコアジア美術館(USA)/日秘文化会館(ペルー)/ボリビア国立博物館(ボリビア)/大英博物館(イギリス)/宮内庁/ミネアポリス美術館(USA)/ビクトリア&アルバート美術館(UK)/森上美術館(USA)/岐阜美術館/国立ギメ東洋美術館(フランス)/ビクトリア美術館(オーストラリア)/メトロポリタン美術館(USA)