台湾出⾝のアーティストDemos Chiang（デモス・チャン）の個展「CHERISH BLOSSOM」を2024年3⽉23⽇（⼟）〜4⽉10⽇（⽔）の期間、店内中央 GINZA ATRIUMにて開催した。桜から着想を得た最新シリーズ作品の初公開に加え、伝統を守りつつ既成概念を超えた盆栽のアーティスト集団「TRADMANʼS BONSAI」とのコラボレーション展⽰を行った。

 

デモス・チャンは、擬⼈化された動物を描くことによって世の中への考察と関⼼を表現している。アーティスト⾃⾝の内的な感情の記録の発露にもなっているその作品は、同時に⽣きとし⽣けるものに対する平等な⼼や、⼈⽣に対する誠実な姿勢も鑑賞者に伝えている。各作品とパラレルに対応する英詩の内容は、中国の⽂⼈書画の伝統を受け継ぎつつ、彼の本⼼や哲学的内省にもリンクしている。
ラッカーや⽔を⽤いた混合技法、スプラッシュ、スクレイピングのような⻄洋の技法を採り⼊れ、俊敏で滑らかなテクスチャーやレイヤーを創り出している。一方、彫刻の制作においては「真空」の概念を⽤い、⼈⽣における時とその推移の儚さを探求している。
「CHERISH BLOSSOM」と題した本展では、この季節にふさわしく、桜から着想を得た最新シリーズを初公開し、盆栽アーティスト集団「TRADMANʼS BONSAI 」とのコラボレーション作品を展⽰した。