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【NADiff a/p/a/r/t】アートの世界を鋭く観察し、表現する画家・久松知子の個展「ホワイトキューブの向こう側」を8月11日(木)より開催

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NADiff a/p/a/r/tは、​​画家・久松知子の個展を2022 年8月11日(木)~8月21日(日)の期間に開催します。日本のアートがどのように流通しているのか、その舞台裏のありふれた場面を描くことで、標準化されたアートシステムへの疑問を問いかける、ユニークな視点の展覧会です。
 

概要

久松知子は1991年三重県生まれ、東北芸術工科大学修士課程日本画領域を修了しました。在学中の2015年には、第7回絹谷幸二賞奨励賞を受賞した《日本の美術を埋葬する》において、日本の美術界の権威を群像として描き、第18回岡本太郎現代芸術賞岡本敏子賞受賞の《レペゼン 日本の美術》では、日本独自の美術史観を可視化して描くなど、歴史的な文脈を出発点として、鋭く美術界の「いま」を表現してきました。
近年では、<大きな物語>として描いてきた日本の近代美術史と対比し、スマートフォンで撮影した個人的な思い出の写真を絵画に描く<小さな物語>シリーズや、全ての人が絵画を所有する社会が可能なのかを問う実験として、アートを買うことの敷居を限界まで低くし、作品を実現することをコンセプトとする「300円絵画」プロジェクトに取り組むなど、常に新たな表現を試みている作家です。

2022年に入ってからは、作品発表の舞台裏にある情景や、美術品取引の歴史を可視化した「芸術の流通」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京)を開催し、新たな着眼点で今日の日本のアート界の現状を描いています。本展では、普段観客が目にすることのないアートの流通についての舞台裏を描き、標準化されているアートシステムへの疑問をいま一度問いかけます。常にユニークな視点で日本の美術界の現状を描きだす久松の、最新の表現にご注目ください。
 

販売情報

展示作品は、店頭・オンラインにて、2022年8月11日(木)13:00より販売。

オンラインでは「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。
OIL by 美術手帖 https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 

アーティストプロフィール

久松 知子 (ひさまつ・ともこ) 

1991年三重県生まれ。埼玉県を拠点に活動。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程日本画領域修了。主な展覧会に「芸術の流通 久松知子展」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京、2022) 「NISHIJI COLLECTION」(Kanda & Oliveira、千葉、2022)、「ARKO 2018 久松知子」(大原美術館、岡山、2018)など。2022年公益財団法人ポーラ美術振興財団の在外研修員に採択。米国にて研修予定。

個展
2022年 芸術の流通 久松知子展(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京)
2021年 EDO TIME(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2021年 Storyteller(ギャラリー桜林、茨城)
2021年 300円絵画(NADiff a/p/a/r/t、東京)
2020年 300円絵画(はねとくも、埼玉)
2019年 美のあるくらし(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2019年 久松知子絵画展(日本橋三越、東京)
2018年 Return 喜多方美術倶楽部の絵(大和川酒蔵、福島)
2018年 ARKO2018久松知子(大原美術館、岡山)
2017年 ひさまつ子の思い出アルバムpainting(トライギャラリーおちゃのみず、東京)
2015年 美術家の幸福論!(Roppongi Hills A/D gallery、東京)
2014年 喜多方酒樽絵画etc.(新宿眼科画廊、東京)
2013年 神の子羊(新宿眼科画廊、東京)

主なグループ展
2022年 NISHIJI COLLECTION(Kanda & Oliveira、千葉)
2020年 久松知子・根本裕子展(ギャラリーつじるし、福島)
2020年 六甲ミーツアート芸術散歩2020(六甲山サイレンスリゾート、兵庫)
2020年 リボーンアートフェスティバル2019(石巻市街地エリア 旧かしわ屋、宮城)
2020年 高橋コレクション展 アートのふるさと(鶴岡アートフォーラム、山形)
2020年 TOKAS OPEN STUDIO(トーキョーアーツアンドスペースレジデンシー、東京)
2020年 山形藝術界隈展一一[山形藝術界隈オールスター展] (GALVANIZE gallery〔石巻のキワマリ荘1F〕、宮城)
2018年 えらぶん:のこすん:つなげるん (はじまりの美術館、福島)
2018年 Multi shutter/マルチシャッター(EUKARYOTE、東京)
2018年 山形ビエンナーレ (東北芸術工科大学、山形)
2017年 パープルーム大学 尖端から末端のファンタジア(ギャラリー鳥たちの家、鳥取)
2017年 TOHOKU CALLING(アーツ千代田 3331 B104 ギャラリースペース、東京)
2017年 山形藝術界隈展〇一(ミサワクラス、山形)
2016年 NIHON画~新たな地平を求めて(豊橋市美術博物館、愛知)
2016年 第18回岡本太郎現代芸術賞 「岡本敏子賞」受賞久松知子 新作展示(岡本太郎記念館、東京)
2015年 東北画は可能か?ー地方之国現代美術館ー(T-Art gallery、東京)
2015年 第18回岡本太郎現代芸術賞(川崎市岡本太郎美術館、神奈川)

受賞歴
2015年 第7回絹谷幸二賞 奨励賞
2015年 第18回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞

所蔵
高橋龍太郎コレクション
大原美術館
西治コレクション
スタリソンチ市(ポーランド)
山形市
 

アーティストステートメント

日本では文化のローカライズはジレンマにさらされている。欧米からの輸入文化だったアートを、地理的、言語的、文化的なギャップを埋め合わせ、ドメスティックに受け入れられる形を作り上げた代わりに、標準化されたルールや形式は見かけだけの共通点になっている。ホワイトキューブとは、ニュートラルで標準化されたギャラリーとう存在を体現しようとするものだったかもしれない。ローカルにその白い箱が根付いた時には、カタカナで表記されるアーティストステートメントも、作品の表現の特徴も、観客も、実質的にはそのギャラリーの所在にある固有の磁場に馴染む。そのとき、1万キロのかなたの歴史や思想はあくまで遠くの存在になる。このような文化的ジレンマは、苦しいものなのか、喜ばしいものなのか?
 

展覧会詳細

久松 知子 「ホワイトキューブの向こう側」

期間|2022年8月11日(木)~8月21日(日)
会場|NADiff a/p/a/r/t  地下1階 NADiff Gallery
入場|無料
主催|NADiff a/p/a/r/t
お問い合わせ|03-3446-4977(営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp
営業日|木、金、土、日、祝 ※8月16日(火)、17日(水)は営業
営業時間|13~19時
展覧会HP|http://www.nadiff.com/?p=28227

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