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山口幸士《untitled》(2021)

【OIL by 美術手帖ギャラリー】“見る”をテーマにしたグループ展「Light Line」を1月2日より開催。気鋭のペインター、写真家ら7名が参加。

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OIL by 美術手帖ギャラリー(東京都 渋谷区 渋谷PARCO2階)にて、2022年1月2日(日)〜17日(月)の期間、“見る”をテーマにしたグループ展「Light Line」を開催。参加アーティストは川角岳大、竹浪音羽、濱田晋、山口幸士、横野明日香、BIEN、DIEGO。アーティストの視点/鑑賞者の視点で「見る」ことを問う展覧会。
 

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、グループ展「Light Line」を開催いたします。
参加アーティストは川角岳大、竹浪音羽、濱田晋、山口幸士、横野明日香、BIEN、DIEGOの7名。本展では、7名のアーティストによる「見る」をテーマとした作品を発表します。

 

本展のテーマ「見る」は、2つの問いを含んでいます。
1つ目は、アーティストが何をどのように「見ているか」。アーティストたちはいつの時代も鋭い観察力を持ち、街や人々の機微を感じ取ってきました。また、小さな記憶をもとに、想像のなかで巨大なイメージを見出したり、描こうとする対象をじっと見つめることで、その背景に渦巻く状況を見つけ出したりと、視覚情報にとどまらない「見る」ことを誰よりも行使して生き、表現しているかのようです。展覧会タイトル「Light Line」(光の線)は、彼らのまなざしが光りを放ち、世の中や未来を照らしていることを意味します。その視点/視線は、めまぐるしく、あるいはゆるやかに変化する現代社会を生き抜くためのヒントになり得るはずです。

 

2つ目は、鑑賞者が作品を「見る」とは一体どういうことなのかという問いです。鑑賞者はいつも自由な存在です。ギャラリーでは好きな作品を好きなだけ見ることができ、想像をふくらませることができます。また、パンデミックを期に世界中の美術館がオンライン展示に取り組んだこともあり、最近はモニターのなかで展覧会や作品を見る機会も増えました。ときにはそのままワンクリックで欲しい作品を手に入れることもできるようになりました。芸術作品を生で見ることはもはや重要ではなくなっているのか? 実物を前にしてこそ得られるはずだった喜びとインスピレーションは、テクノロジーの進化によって展示空間の壁を超えたのか? 本展を通して考えます。

 

本展は、「見る」ということをユニークにとらえているアーティスト7名が2つの問いに対する応答として、本展のために制作した作品を発表いたします。2022年の始まりに、ぜひ会場で実物の作品を御覧ください。

本展特別企画 ZINE『Light Line』を刊行

本展の開催にあわせて、参加アーティストとともに製作したZINEを会場にて発売します。
「見る」についてのアーティストたちへのQ&A、ドローイングや日常写真を掲載。

 

アーティスト|川角岳大、竹浪音羽、濱田晋、山口幸士、横野明日香、BIEN、DIEGO
発売日|1月2日(日)
価格|1,500円+税(予価)
発行|BT PRESS
※数に限りがございますので、予めご了承ください。
※お一人様1冊までのご購入とさせていただきます。

アーティスト・プロフィール

川角岳大 Gakudai Kawasumi

 

1992年愛知県生まれ。現在は三重県を拠点に活動。自身の生活経験の中でとらえた様々なものの視点をモチーフに制作している。ペインティングを中心に、身近な素材を用いた立体制作や空間表現を行っている。

 

竹浪音羽 Otoha Takenami

 

1989年静岡県生まれ、東京都在住。2012年美学校修了、2019年パレットクラブスクール20期修了。近年の主な活動に、2021年個展「雲」(CRISPY EGG Gallery)、「パン屋と絵# 14竹浪音羽」(TANNERAUM)、装画『ボーダレスケアラー・生きてても生きてなくてもお世話します』(山本悦子著)、『MONKEY vol.25』『ケダマ#18』ほか雑誌の扉画や挿画を手掛ける。受賞歴に「HB WORKコンペ vol.1」岡本歌織賞(2020)など。

https://otohatakenami.tumblr.com

 

濱田晋 Shin Hamada

 

写真家。1987年兵庫県生まれ。主にポートレイト・ドキュメンタリー・取材の分野で撮影を行う。近年刊行の作品集に2020年『岩・紙・風』、21年『あたりまえのことたちへⅡ』『ECHO』。22年に新作2冊を出版予定。

 

山口幸士 Koji Yamaguchi

 

1982年神奈川県⽣まれ。街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、⽇常の⾵景や⾝近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなど様々な⼿法を⽤い独⾃の視点に転換する。2015年から3年間、ニューヨークでの活動を経て、18年より東京を拠点に活動している。

 

横野明日香 Asuka Yokono

 

1987年愛知県生まれ。2013年愛知県立芸術大学大学院修了。ダムや高速道路などの公共建築物から、ポットや花瓶といった日常にあるものまで、幅広いモチーフを油彩で描く。見ることの不確かさや人がものを見ていかに空間を感じるのかに関心があり、構図やタッチ、絵の具の重ね方や色彩など、シンプルな絵画の要素のみでそれらを表現する。近年の主な展示に、2018年「不自由なしかく」(GALLERY ZERO、大阪)、「組み合わせ」(See Saw gallery + hibit、愛知)、19年「瀬戸現代美術展」(瀬戸サイト、愛知)、「あざみ野コンテンポラリーvol.10 しかくのなかのリアリティ」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川)、21-22年「現代美術のポジション2021-2022」(名古屋市美術館、愛知)など。また「国際芸術祭あいち2022」に選出されている。

 

 

BIEN

 

1993年東京都生まれ。ドローイングを基礎表現とし、絵画や彫刻など多様なメディアで作品を制作する。その背景には、アニメのキャラクターやフィクションが生み出す形、文字や記号などの表象があり、それらがもつ形や意味を解体/再構築する抽象表現を展開している。主な個展に、2018年「WOOZY WIZARD」(BLOCKHOUSE、東京)21年「DUSKDAWNDUST」(PARCEL,HARUKAITO by island、東京)、主なグループ展に17年「Reborn-Art Festival」(宮城)、18年「理由なき反抗」(ワタリウム美術館、東京)、20年「PARALLEL ARCHEOLOGY」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)など。

 

DIEGO

 

アーティスト。近年の主な個展に2018年「IMPORTANT GARBAGE」(Hidari Zingaro)、20年「I’m looking at you.」(OIL by 美術手帖)、グループ展に18年「バブルラップ」(熊本市現代美術館)、19年「COMIC ABSTRACTION BY WRITERS」(PARCEL)、「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」(天王洲)、21年「まちへ出よう展 〜それは水の波紋から始まった〜」(ワタリウム美術館)など。またSIDE COREの一員として展覧会の企画や作品発表に努め、また自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティストたちの壁画制作のディレクションを行っている。

作品販売について

本展出品作品は、会場のほか店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でも販売いたします。

 

店頭販売|1月2日(日)〜1月17日(月)11:00〜20:00(営業時間内)
オンライン販売開始|1月10日(月)11:00〜
販売URL|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※オンライン公開は、会場販売開始後となります。予めご了承ください。
※一部作品は、会場のみの販売となります。

 

作品販売に関するお問い合わせ:oil_gallery@bijutsu1905.co.jp(担当 林)
メールにてお問い合わせください。お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

展覧会詳細

 

「Light Line」
アーティスト|川角岳大、竹浪音羽、濱田晋、山口幸士、横野明日香、BIEN、DIEGO(五十音順)
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
会期|2022年1月2日(日)〜1月17日(月) ※会期中無休
開場時間|11:00〜20:00
入場|無料
主催|OIL by 美術手帖
お問い合わせ|oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。 https://shibuya.parco.jp/

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