CCC ART LAB

《Multiple lights》 ⁡2025 910×606mm Acrylics on canvas

【京都 蔦屋書店】木原優大の個展「FOCUS」を12月30日(火)より開催。曖昧で不確かな存在を確かなものへと描き出す。

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概要
木原優大は現在、大阪芸術大学芸術学科に在籍中の4年生。主に日常で目にした風景を描いています。
本展では、木原が見た”自分だけにしか存在しない”ように感じる風景をテーマに、木原が見る曖昧な周囲の存在を作品を通じて表現します。
彼の制作プロセスではまず、自身の主観で風景を輪郭として単純化させ、その後、曖昧さを表現することのできるエアブラシを使用して輪郭を不確かなものへと変化させます。そして「描く」という行為を通して曖昧な記憶を可視化し、その存在を確かめようとします。
また、同じ大阪芸術大学を卒業した西島勇希の個展を同タイトル、同スペースで開催。二人の作家のそれぞれの視点による作品を展開します。


《Circular light》 ⁡2025 455×333mm Acrylics on canvas

アーティストステートメント
私は普段から物や人の存在に対して懐疑的になる時があり、本当にその物は存在するのか、今見えている物は確かなのか、と考えることがあります。
何気ない風景は、私が見ることを意識することで初めてこの世に「存在」し、見ることを意識されていない風景は曖昧で、今も変容し続けているような感覚があります。
私はこれらの対象を「線」で捉え、単純化します。
本来あるはずのない形や光を「線」で捉えることは、私自身の手で境界を与え、「確かなもの」として存在させようとする行為の痕跡であると考えています。
また、私にとって「描く」という行為そのものが重要です。
描くことは、自身の中に対象を取り込み咀嚼し、その時に見た「記憶」を可視化して、その「存在」と繋ぎ合わせる行為であると感じています。

木原優大

販売について
会場展示作品は、12月30日(火)10:00から販売開始。
アートのECプラットフォーム「OIL」では、12月30日(火)11:00~1月19日(月)20:00の期間に販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

プロフィール

木原 優大/Kihara Yudai
2002 兵庫県姫路市生まれ
2022 大阪芸術大学 芸術学部 美術学科入学
現在在学中

展示歴
2025「Hyper Cheap Osaka」(JITSUZAISEI、大阪)
2025「ディファレント京町堀アートフェア2025」(大阪)

展示詳細
木原優大 個展「FOCUS」
会期|2025年12月30日(火)~2026年1月19日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール ※西島勇希 個展「FOCUS」を同時開催
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/51622-1738321206.html
※期間中京都高島屋 美術画廊前ショーケースにも一部作品を展示します。

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