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If it is there.#01 940×685×100mm bismuth, wood, wood frame, led light

【銀座 蔦屋書店】現代彫刻家・Kotaro Yamadaの新たな挑戦となるレリーフ作品を発表。新作個展「Persona」を8⽉6⽇(土)より開催

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銀座 蔦屋書店では、Kotaro Yamadaにとって2度目となる個展「Persona」を銀座 蔦屋書店アートウォールギャラリーにて8月6日(土)〜2022年8月26日(金)の期間に開催。Yamadaの新たな試みであるレリーフ作品シリーズ《If it is there》を発表いたします。

 

概要

現代彫刻家・Kotaro Yamadaは、陶器や金属などを素材に用いた彫刻作品で国内外から注目を集めるアーティストです。Yamadaにとって2回目の個展となる本展「Persona」では、立体作品《Eikon》シリーズ、新作のレリーフ作品《If it is there》シリーズ、そしてソフトビニール作品の《ME》シリーズをご紹介いたします。

2020年の初個展以来、展開してきた作品群のひとつが立体シリーズの《Eikon》。ICON(イコン)とは、多くの人の共通認識としてある、誰もが見たことのある存在。使われているモチーフは、いずれもYamadaが幼い頃から親しんできたアメコミ、プロレス、宗教、パンクカルチャーなどから着想を得たものであり、多くの人にとっても見憶えのあるものです。Yamadaはこの作品の中で、誰もがイメージできるモチーフの顔を金属であえて覆い隠し、その表情を鑑賞する者の想像に委ねています。

初披露となるレリーフ作品《If it is there》シリーズは、二次元と三次元の境界線を作家自身が探究して誕生しました。鑑賞する者の見る角度によって光の見え方や感じ方が変わる、額装に三原色ライトを仕込んだこのシリーズは、ペインティングと彫刻という二つの技術を通して「現実に存在している」ことを我々に訴えかけます。

コロナ禍で人と人との関係について深く考えたことをきっかけにして生まれたソフビ作品の《ME》も《Eikon》シリーズと同様、顔が仮面で覆われています。ME(私)が誰かのもとへと行ったとき、誰かの気持ちによって仮面を変化させたり、寄り添ったりできるように、との思いから、Yamadaはあえてこれまでの作風から踏み出し、ソフビを用いた親しみやすいシリーズを誕生させました。

3シリーズに共通しているのは、「どこまで”イコン”を変化させると、その像を私達は認識できなくなるのか」という問いの投げかけです。「Persona」をキーワードに、さまざまなアプローチからKotaro Yamadaの作品世界をご堪能ください。

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/27813-1708500714.html
 

本展に寄せて

 

本展「Persona」では今までKotaro Yamadaの問題意識である“イコン”の再解釈・再構築からできたシリーズ《Eikon》、新作のレリーフシリーズ《If it is there》、ソフビの《ME》シリーズを発表。
レリーフ作品《If it is there》は、AR(拡張現実)を彷彿とさせる。
フレーム内のRGB(赤緑青)の三原色ライトに照らされたレリーフは鑑賞者が視点を変えると二次元、三次元的に像が変化する。
本展で初披露となる本作は、彫刻でも絵画でもない、現代におけるレリーフ作品の新たな可能性を探る試みの一環である。

 Kotaro Yamada
 

作品の販売について

作品は銀座 蔦屋書店店頭、オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」にて、8月6日(土)10:30より販売いたします。
https://oil.bijutsutecho.com/artist/707

※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。

 

左から、Post Eikon#J.C 350×140×120mm ceramic,silver/ME ver.6 250×260×200mm plaster,bismuth,soft vinyl Toy/GOKUMONKI 620×400左から、Post Eikon#J.C 350×140×120mm ceramic,silver/ME ver.6 250×260×200mm plaster,bismuth,soft vinyl Toy/GOKUMONKI 620×400

アーティストプロフィール

Kotaro Yamadaは私達が知っている“イコン”を陶器と金属などの異素材を組み合わせ、彫刻として再解釈・再構築している。どこまで“イコン”を変化させると、その像を私達は認識できなくなるのかという問いを投げかけ、装飾的かつゴシックな印象を持つ作品の背景にはKotaro Yamadaが幼少期から親しんできたアメコミ、プロレス、宗教、パンクカルチャーなどの影響がある。

1988年 東京生まれ。
2016年 武蔵野美術大学 大学院修士課程彫刻コース修了。陶器と金属を用いた作風で知られる。
2020年 高島屋新宿にて初個展「BLIND FAITH」を開催。
2022年 ジュエリーブランド「JUSTIN DAVIS」からオリジナルキャラクター《ME》のコラボレーションアイテムを発売。

<個展>
「BLIND FAITH」(Shinjuku Takashimaya Gallery、東京、2020年)

<主なグループ展>
「SHIRAI展」(THE PLUG、東京、2021年)
「ネオスピ」(Deus Ex Machina 原宿、東京、2018年)
 

展示詳細

展覧会名|Kotaro Yamada個展「Persona」
会期|2022年8月6日(土)~8月26日(金)
※ 8月26日(金)のみ17時閉場
※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。
※会期は変更になる場合もございます。
会場|銀座 蔦屋書店アートウォールギャラリー
料金|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/27813-1708500714.html
 

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