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【NADiff a/p/a/r/t】世界各国のアーティスト31名によるドローイング+テキスト集『Signals』の出版記念展を7月7日(木)より開催

運営店舗

鈴木ヒラク・中原一樹による記念トークイベントを、店舗・オンラインにて7月10日(日)開催

NADiff a/p/a/r/tは、ドローイングの新たな研究・対話・実践のためのプラットフォーム「Drawing Tube」から刊行される作品集『Signals』の出版記念展を開催します。店頭では、展示期間に合わせて7月7日(木)より本書の先行販売と、プロジェクトに参加した作家のうち17名による⼩型ドローイング作品の展示・販売を行います。描くこととは何か──。コロナウィルスによるパンデミック下において、世界中のアーティストが各地で様々な環境に置かれながらも制作を続けたその軌跡をご覧ください。

 

概要

この度NADiff a/p/a/r/tでは、アーティストの鈴木ヒラク・中原一樹らがメンバーとして運営する国際的プラットフォーム「Drawing Tube」から立ち上がったプロジェクト”Signals” のアーカイブとして刊行される、ドローイング+テキスト集『Signals』の出版記念展を開催いたします。

今回の出版記念展には、プロジェクトに参加した作家のうち17名の小型ドローイング作品を展示。会期中の7月10日には鈴木ヒラク・中原一樹のトークイベントを開催いたします。『Signals』は、変化し続ける現実を翻訳し、知覚する手段としてドローイングがどのように機能するのかについて、再考させる試み。新しい時代の「兆し」のようなものを読み取ることができるかもしれません。

出展作家|安部典子/イボンヌ・アンドレイニ/ヴァネッサ・エンリケス/藤瀬朱里/ダニエル・ジラルディ/トマソ・ゴーラ/モニカ・グルツィマラ/シュ・ジオン/シクステ・カキンダ/小金沢健人/ニコル・レンジ/アンネ・ムンド/中原一樹/進藤詩子/鈴木ヒラク/ディ・タゴワスカ/ゲーリー・ワーナー

展覧会HP|http://www.nadiff.com/?p=27750

左/image 1:(本書より)シクステ・カキンダ “Monologue II” (detail panel 1, work in progress), drawing on paper, 2020 © Sixte Kakinda
右/image 2:(本書より)鈴木ヒラク “Photon Flux #05” 2021, silver ink and Chinese ink on paper, 100 x 157 cm © Hiraku Suzuki

本展に寄せて──Drawing Tube/鈴木ヒラク

“Signals”に寄稿してくれた作家の中で、日本はもとより、ドイツ、アメリカ、中国、オーストラリアなど世界各地の友人たちから自然と作品が集まりました。空間的ドローイングの第一人者であるモニカ・グルツィマラやヴァネッサ・エンリケスの実作品が日本で展示されるのは記念すべきことです。また日本からも安部典子や小金沢健人といった国際的に活躍する作家から若手まで様々なアーティストが参加し、本棚の小さな枠の中ではありますが、それぞれ心を込めて選んでくれたドローイングが並びます。ささやかで貴重なこの展示を、書籍と合わせて楽しんでいただければ幸いです。 

 

トークイベント

Drawing Tubeのメンバーによるトークイベントを開催いたします。
トークの様子はDrawing TubeとNADiff a/p/a/r/tのInstagramでもライブ配信を行います。

出演|鈴木ヒラク、中原一樹
日時|2022年7月10日(日) 18:00~19:00
会場|NADiff a/p/a/r/t
参加費|無料
定員|15名
※事前のご予約は不要ですが、定員を超える場合は、立見でのご視聴または、入場制限を行う場合がございます。
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
 

作品販売について

展示作品はNADiff a/p/a/r/t店頭にて、7月7日(木)13:00より販売開始いたします。
一部の作品は、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて7⽉7⽇(木)13:00より販売いたします。
OIL by 美術⼿帖 : https://oil.bijutsutecho.com/gallery/302
※出展作品の一部は非売品の場合がございます。詳細はNADiff a/p/a/r/tにお問い合わせください。
 

展覧会情報

“Signals” Drawing Tube

期間|2022年7月7日(木)~2022年7月31日(日)
会場|NADiff a/p/a/r/t 1階
入場|無料
主催|NADiff a/p/a/r/t
お問い合わせ|03-3446-4977(※営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp
営業日|木、金、土、日、祝
営業時間|13~19時

展覧会HP|http://www.nadiff.com/?p=27750
 

書籍情報

『Signals』

Photo by ca o studio


発行|Drawing Tube
テキスト|ヤン=フィリップ・フリューゾルゲ(キュレーター)、トマソ・ゴーラ
デザイン|髙室湧人(ca o studio)
定価|2,200 円(税込)
判型|A4 変形(285 x 210 mm)
/ 108 ページ、日本語/英語
ISBN|978-4-9909559-1-5
発行日|2022 年7 月7 日


プロジェクト参加作家:中原 一樹/ダイアナ・ルーカス/トマソ・ゴーラ/シュー・ジョン/小金沢 健人/ラム・サモチャ/ディアナ・シュプレンガー/ユエン・ウィリアムス/ディ・タゴワスカ/ニーナ・ルシエール/シクステ・カキンダ/イボンヌ・アンドレイニ/アンネ・ムンド/シモーナ・ソアレ/西野 壮平/サンドロ・クリサフィ/ダニエル・ジラルディ/ヴァネッサ・エンリケス/ゲーリー・ワーナー/ケイリー・ジェーン・ハリス/マリーナ・フェレッティ/進藤 詩子/藤瀬 朱里/ロドリゴ・ガルシア・ドゥトラ/ヤーナ・コルデニエ/ジョーイ・チン/モニカ・グルツィマラ/ジュリア・カッチュットロ/ニコル・レンジ/安部 典子/鈴木 ヒラク

■先行予約について
6月23日(木)13:00よりNADiff Online にて『Signals』先行予約を開始いたします。
 NADiff Online |http://www.nadiff-online.com/?pid=168912354

 

Drawing Tube(ドローイングチューブ)について

東京を拠点とする鈴⽊ヒラクとドイツを拠点とする中原⼀樹を中⼼としたメンバーで運営。ドローイングの可能性を新たな地平から再考する国際的プラットフォームです。Drawing Tubeのウェブサイトとインスタグラム上で、世界各地で行われている現代ドローイングの取り組みなどを共有する他、ドローイングの拡張性に関する記事や論考を掲載。また、描く/書く/話すことを通じた対話型のイベント開催や、出版活動も行っています。

Drawing Tube ウェブサイト

https://drawingtube.org/

 

Drawing Tube インスタグラム

https://www.instagram.com/drawing__tube/

 Signals について

Drawing Tube は、コロナウィルスによるパンデミックをきっかけに、世界中の様々な環境の下で制作を続けるアーティスト達と”Signals” というプロジェクトを開始。2020 年春からの約2年間に30組、31名が参加し、非常事態下におけるそれぞれのヴィジョンや思考を、イメージと短いテキストという形式で共有しました。
この度刊行される『Signals』は、そのアーカイヴであり、ある時代の転換期においてアーティスト達が日常の中で手や目を動かした、小さな軌跡の集合体です。出版に際し、ドイツ人キュレーターのヤン・フィリップ・フリューゾルゲ氏による「危機の時代のドローイング」を問うテキストが加わりました。
 

プロフィール

鈴木ヒラク(Hiraku Suzuki)
アーティスト。1978 年生まれ。ドローイングと言語の関係性を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなどを制作。環境に潜在する線的事象の発掘行為を通して、現代の時空間におけるドローイングの拡張性を探求している。2011-2012 年アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカに、2012-2013 年公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成によりドイツに滞在。これまでに国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016 年よりドローイング研究のためのプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。現在、東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス准教授。

中原 一樹(Kazuki Nakahara)
1980 年香川県生まれ。ベルリンを拠点に制作活動を続けている。2010 年、ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学絵画科を修了後、2011 年に同大学のハンス・シマンスキーの元でマイスターシューラーを取得。2013 年、公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修制度によりロンドンで1年間滞在制作。2017年、ドローイング、版画作家に贈られるクリスチーネ・ペルゼン賞をベルリニッシェ・ギャラリーより受賞。2020 年、ドローイング作家を対象としたエグムント・シェーファー賞をベルリナー・カビネットより受賞。

鈴木ヒラク(左)、中原一樹(右)

 

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