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Naoya Inose, The Construction, 1534, Edward Clarke, 2021, Black ink and watercolour on wooden panel, 41×30.5cm, ©THE CLUB

【銀座 蔦屋書店】猪瀬直哉 個展「The Utopia Chapter 6」を4⽉28⽇(木)よりTHE CLUBで開催。

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各時代の西洋絵画史を象徴する様々な絵画様式と、猪瀬直哉の圧倒的な絵画技法により、“ユートピア”という架空の世界が創り出される。

銀座 蔦屋書店内ギャラリーTHE CLUB(中央区 銀座 GINZA SIX6F)では、猪瀬直哉の個展を開催します。THE CLUBでは4度目の個展開催、会期は4月28日(木)~ 6月11日(土)。

この度、THE CLUBは猪瀬直哉による個展「The Utopia Chapter 6」を開催いたします。

“ユートピア” ー それはバビロニアのバベルの塔のように、何世紀にもわたり伝えられてきた、人間の傲慢性を象徴する寓話の一つ。本展覧会では、猪瀬直哉が創り出す架空の世界に存在する“ルーメン美術館”に所蔵される、ユートピアに関する数々の作品や歴史に迫ります。

14世紀から21世紀に至るまで長らく画家のモチーフとなってきたユートピア。そのミステリアスな景観は、古い書物から現代に至るまで多岐にわり人々を魅了してきました。神話としてなのか、現実にあったことなのか、謎多きユートピアで一体何が起こり、現在どのように 捉えられているのか。

「架空とされる事物をこれまで何世紀にもわたり、画家は描いてきました。このような寓話に見られる人間の傲慢性を1からフィクションで創作してみたいと思ったことがきっかけでこのシリーズができました。こういったアプローチは、映画ではよく見受けられます。擬似ドキュメンタリー的な側面の強い表現方法を元にし、人々が彼らにとって都合の良い建造物を作り、自然が耐えられなくなって見捨てられてしまう。長い時代を通してまた、違う視点を持ってネガティブに、またはポジティブに描かれた作品群をご鑑賞いただきたいです。」
―猪瀬直哉

各時代の西洋絵画史を象徴するような、様々な絵画様式で描かれた今回の展示作品からは、その謎多きユートピアの発展を垣間見ることができます。猪瀬の圧倒的な絵画技法によって具現化される、“ユートピア”の世界をどうぞお楽しみください。

Naoya Inose, Euphoria, 1864, Emmett Edwards, 2021, Oil on Linen, 76×101cm, ©THE CLUB

Naoya Inose, Locus Amoenus, Reference work, 2021, Acrylic on Canvas, 70×100cm, ©THE CLUB

・アーティストプロフィール

猪瀬直哉(いのせなおや)
1988年神奈川県生まれ。東京藝術大学の油絵科を卒業し、現在はロンドンを拠点として活動。猪瀬は、自然界とそこにおける人間の強欲な在りかた、それによって生み出される不調和な関係性を探求している。細部まで精巧な風景と抽象的な世界を、油絵の技術によってキャンバスに描き出す。彼の作品は私たちがどう自然と向き合っているのかを問い、またポストモダニズムにおける名画の役割、そしてそれがどのように変化しているかについて議論していく。作品収蔵先にはベネトンコレクション、桶田コレクション、高橋コレクション、SEGA Sammyコレクションなどがあります。

・展覧会詳細

「The Utopia Chapter 6」
アーティスト:猪瀬直哉 
会期:2022年4月28日(木)~2022年6月11日(土)
   展覧会初日 4月28日(木)は、作家在廊予定です。
時間:12時―19時
休廊:⽇曜、⽉曜
場所: GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
紹介ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/26198-1348270421.html

Instagram:theclub.tokyo​
お問い合わせ:theclub@ccc.co.jp

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