CCC ART LAB

(左から)多聞天、広目天、持国天、増長天

【銀座 蔦屋書店】アートフェア東京2021でも強烈な印象を残した、徹底的にリアリティを追及し「肖像」を構築する、異色のアーティストの作品展「上路市剛作品展示」を5月12日(水)から開催。

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銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、徹底的にリアリティを追及し「肖像」を構築するアーティスト、上路市剛が興福寺の仏像から着想を得て作った作品を展示する「上路市剛作品展示」を5月12日(水)~2021年5月31日(月)まで開催します。

※今後の国・地方自治体から休業要請内容の変更等があった場合、それに準じて本展覧会の期間なども変更になる可能性がございます。変更がある場合は、銀座 蔦屋書店のHP、公式SNSなどにてお知らせいたしますので、あらかじめご了承ください。

・概要

銀座 蔦屋書店は、アートと日本文化をテーマにした書店です。これまでも現代アートだけでなく、日本文化において大きな影響力をもつ仏教美術として、現代の仏師による仏像作品を取り上げてきました。

今回は、現代アートでありながら日本文化を強く感じさせるものとして、作家 上路市剛の作品をご紹介します。奈良の興福寺に収められている仏像を元に制作されたという本作品は、作家による徹底的な観察と執着ともいえる情熱によって、現代に再構築されました。その生々しさは、リアルを通り越して違和感を覚えるほどです。2015年にSICF16で準グランプリを獲得して以来、国内外のアートフェアに出品された彼の作品は、鑑賞者に強烈な印象を与え続けています。

彼の作品をとおして、現代アートと日本文化の「重なり」や「違い」を、感じていただければ幸いです。

・アーティストステートメント

今回展示されている作品は、奈良県の興福寺に安置されている仏像をモティーフに制作されています。

それぞれの像の頭髪には馬の毛が使われていて、四天王は実際の日本髪を結うのと同じ方法で髪を束ねています。邪鬼も実際の人間と同じようにパーマがかけられています。また、各像の特徴的な表情は、鏡で自分の顔を観察して一つ一つの筋肉の位置や動きを確認しながら細部まで作り込みました。

この様な沢山の工夫や拘りから醸成されるリアリティが私の作品の核です。皺ひとつ、毛穴ひとつ、毛の一本まで全ての箇所に強い拘りがあります。

モデルになった彫刻、それを作ったアーティスト、それに感化されてこの作品を作った私、その全てのエネルギーを感じ取って頂けたら幸いです。

ー上路市剛

・アーティストプロフィール

上路市剛 / Ichitaka KAMIJI

 

1992年 大阪に生まれる
2011年 京都教育大学教育学部美術領域 入学
2015年 同大学 卒業

授賞
2015年 SICF16 準グランプリ

個展
2015年 「 re:male 」(京都・ギャラリー知)
2018年 「 Realism of Sculpture A Reek of Horniness 」 東京・みんなのギャラリー
2019年 「 Realism of Sculpture The Place of Holiness 」 東京・ A/D ギャラリー
2019年 「 Realism of Sculpture A Reflection of Self 」 東京・清アートスペース
2020年 「 Realism of Sculpture 」 HOLE IN THE WALL ・東京

・イベント詳細

「上路市剛作品展示」

出展作家:上路市剛(かみじ いちたか)
会場:銀座 蔦屋書店内 アートエディション売場前
会期:2021年5月12日(水)~5月31日(月)
※時間は店舗HPをご確認ください
主催:銀座 蔦屋書店
問い合わせ先:Tel 03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

特設ページ:https://manage.store.tsite.jp/ginza/blog/art/19869-1244570430.html

<販売について>
銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストア(OIL by 美術手帖)にて5月12日(水)10時半~販売開始

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