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【銀座 蔦屋書店】少年・少女の幻想耽美を描く画家、山本タカトの新刊発売を記念し、山本タカト『吸血鬼の匣』出版記念展を12月3日(土)より開催

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このたび銀座 蔦屋書店では、12月11日(日)発売の山本タカト作品集、『吸血鬼の匣』(芸術新聞社刊)の刊行に合わせて、インフォメーションカウンター前にて12月3日(土)〜12月25日(日)の期間に出版記念展を開催いたします。

・概要

山本タカトは、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、イラスト技法に日本画調のフラットで繊細なタッチを融合させた「平成耽美主義」様式と銘打って、美少年・美少女たちの幻想耽美を描いてきました。書籍や劇場用パンフレットの装丁画、挿絵に起用されるほか、画集発刊や個展などで、オリジナルの作品を発表するなど、意欲的な活動を続けています。

山本は画集発刊を作品発表の場として重視しており、これまでに『緋色のマニエラ』『ナルシスの祭壇』『ファルマコンの蠱惑』『殉教者のためのディヴェルティメント』『ヘルマフロディトゥスの肋骨』と、数々の画集を発刊してきました。その中でも、吸血鬼をモチーフにした作品を多数発表しており、今回発刊した本書は、作家念願の吸血鬼モチーフだけをまとめた作品集です。145×145mmの小さな判型で、従来の画集ではなかなか行われないトリミングを全ページに取り入れ、新しい角度から山本タカトを再発見していただける一冊に仕上げました。また、様々な“吸血鬼”たちの横に添えられた作家の蠱惑(こわく)的な文章も、さらに作品の世界観を広げていきます。

山本が吸血鬼の魅力に取りつかれたのは、半世紀ほど前。12歳の夏に陽光アレルギーを発症し、その体質に悩まされていた頃、萩尾望都作の吸血鬼の一族を描いた漫画作品『ポーの一族』と出会います。作中に登場する吸血鬼の一種であるバンパネラの少年に、自分自身を重ねました。山本にとってバンパネラの少年は、卑俗な現実からの逃避、自己肯定感をもたらし、幸福だった少年期を想起させるシンボルとなったのです。こうして吸血鬼は山本にとって特別なモチーフとなり、愛着を持って長年描かれることとなりました。

本展では、新刊『吸血鬼の匣』に収録されている作品から新作10点の、下絵やキャンバスに描かれた本画を、展示・販売します。山本タカトの描く吸血鬼は、甘く秘密めいた雰囲気と退廃的な美しさをまとっています。そこから紡ぎだされる時間や次元を超えた物語に、鑑賞者は引き込まれるでしょう。
さらに、クリスマスギフトにもぴったりの、新刊書籍とワインがセットになった特装版も販売します。
そして、展示会場では、山本の書斎を再現します。作家が普段使用している画材や愛読書、コレクションしている人形などが並び、原画とともに空間を彩ります。作品をご鑑賞いただきながら、制作の背景や作家の嗜好を垣間見ることのできる、貴重な機会となります。

街はちょうどクリスマス。華やかで非日常的なムードのなか、山本タカトの“吸血鬼の世界”を、存分にお楽しみください。

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/30277-1505031121.html

・展示に寄せて

陽光アレルギーを発症した少年期以来、萩尾望都さんの『ポーの一族』との出会いもあって吸血鬼というモチーフを特別に意識するようになりました。
その後、19世紀末のヨーロッパ耽美幻想美術やゴシック文学に接し強く影響を受ける中で吸血鬼は創作の中心を成す重要なテーマとなり、単にファンタジーである枠を越えてその存在の有り様と意味を考え、自分自身を重ねながらライフワークにしています。
『吸血鬼の匣』は90年代から現在に至るまで画面の中に様々な濃淡で描いてきた吸血鬼をささやかな言葉とともに収めました。
ご高覧いただければ幸いです。

山本タカト

・作品詳細


タイトル|Moonlit Vampire Ⅴ (Holy Vampire‘s Night)
サイズ|H420×W300mm
素材|Acrylic on paper
制作年|2022年

・書籍情報


『吸血鬼の匣』
著者|山本タカト
出版社|芸術新聞社
発売⽇|2022年12⽉11⽇(日)
銀座 蔦屋書店先行販売日|2022年12⽉3⽇(土)
仕様|145×145/仮フランス装/224P
ISBN|978-4-87586-659-6
定価|3,190円(税込)

【ワインセット】
『吸血鬼の匣』+特別ラベル赤ワインセット
価格|16,500円(税込)

ワインのボトルイメージ

・販売について

【原画作品】
銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて12⽉3⽇(⼟)10時30分より販売します。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
「OIL by 美術⼿帖」:https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730

【書籍】
12月3日(土)10時30分より銀座 蔦屋書店店頭・オンライン(「OIL by 美術⼿帖」、Yahoo!ショッピング)にて先行販売します。
※オンライン販売については特集ページにてご案内します。
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/30277-1505031121.html

【ワインセット】
12月3日(土)10時30分より銀座 蔦屋書店店頭にて販売します。
※オンライン販売はありません

・サイン会について

本展の開催を記念して、12月8日(木)18時より展覧会場にてサイン会を開催します。

日時|2022年12月8日(木)18時~
定員|60名
会場|銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
参加条件|作品集『吸血鬼の匣』または、ワインセットをご購入の方

お申込み方法・詳細は、11月26日(土)10時より公開予定の下記イベントページにてご案内いたします。
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/30273-1344561121.html

・プロフィール


山本タカト(やまもと・たかと)

1960年 秋田県に生まれる
1983年 東京造形大学造形学部美術学科卒業

80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。90年代初頭から、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、小説の挿絵を描き出す。その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。 以降、『緋色のマニエラ』『ナルシスの祭壇』『ファルマコンの蠱惑』『殉教者のためのディヴェルティメント』『ヘルマフロディトゥスの肋骨』(editions treville 刊)など画集発刊、『幻色のぞき窓』『山羊のいる庭で』(芸術新聞社刊)のほか、表紙絵・挿絵の制作、個展の開催など、意欲的な活動をつづける。

現在国際浮世絵学会会員

・展示情報

山本タカト『吸血鬼の匣』出版記念展

会期|2022年12⽉3⽇(⼟)〜12⽉25⽇(日)
※ 最終⽇は17時閉場。
※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。
※会期は変更になる場合もございます。
会場|銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前
料⾦|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協⼒|芸術新聞社
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/30277-1505031121.html

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