CCC ART LAB

画像左上より時計回り 深香陶窯 浅蔵五十吉 四代目徳田八十吉 真生窯 宮本雅夫 錦山窯三代 吉田美統

【銀座 蔦屋書店】九谷焼の美の本質に迫る四窯による展覧会「-九谷の光景-」を3月2日より開催。

九谷焼の名産地である小松市は日本海に面し、豊かな自然に恵まれている一方で、太平洋側と比較する冬は雨や雪などの降水量が大変多く、日照時間も短くなる地方です。このような風土の中で制作する九谷の作家は、自然と”光”を求め、雨雪を避け、作品に集中して向き合う時間が長くなりました。その時間の中から生み出される作品は、驚くべき密度と表現力を持ち、九谷の特徴である、力強い豊かな絵と鮮やかな色彩が芸術的に表現されるようになったのだと考えています。

本展では「輝(色彩の鮮やかさ)」「剛(込められた力強さ)」「深(深淵なる奥行き)」「絢(華やかな文様)」の4つのテーマで作品が制作されます。四窯の作家たちがそれぞれに突き詰め、表現する独自の美意識の粋を感じていただき、日本を代表する美麗な陶磁器である九谷焼の新しい世界お楽しみいただければ幸いです。

​特集ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/18756-1627440219.html

  • 四窯のご紹介

「剛(込められた力強さ)」 深香陶窯  (しんこうとうよう)

大正初期に初代磯吉によって置物を中心とした素地造りから始まった。その後九谷五彩による加飾を取り入れた浅蔵家独自の色彩表現と、力強い彫刻的要素を伴った、他では見ることのできない世界観を持つ窯元。
作家:浅蔵五十吉(三代)、浅蔵宏昭、浅蔵一華

 

「輝(色彩の鮮やかさ)」 四代徳田八十吉 (よんだいとくだやそきち)

明治期から続く九谷焼の一族。「伝統とは革新の連続」を心に、現在4代。美しいグラデーションを作る「耀彩(ようさい)」の技法は海外からの人気も高く、英国の大英博物館に常設展示されている。

 

「深(深淵なる奥行き)」 真生窯(しんせいがま)

1961年に宮本忠夫によって小松市平面町に開窯した真生窯は、創設以来、九谷焼の魅力である絵付けの妙と色の美しさにこだわった作品を、全ての工程において手作りで制作してきた。
その画風は驚くほど多く、鴛鴦や鶴、松竹梅などの吉祥文を繊細緻密な線描と重厚な色合いで表現した古九谷・吉田屋の風格漂うものから、銅版画のような呉須のマチエールと和絵具による彩色の組み合わせで生まれるシンプルで都会的なものまで、多岐にわたる。
作家:宮本雅夫

 

「絢(華やかな文様)」 錦山窯(きんざんがま)

明治三十三年初代錦山陶芸を志してより、八十有余年三代にわたり、絢爛たる九谷の伝統を受け継ぎ、更に新しい試みを重ねながら、金彩色絵九谷の完成を目指し、作陶一筋今日に至る。
作家:吉田  美統 、吉田 幸央、吉田るみこ

  • 展覧会詳細

 -九谷の光景-

会期 |3月2日~3月12日
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(ギンザアトリウム)
時間|11:00~20:00 
主催|銀座 蔦屋書店
協力|丸橋企画株式会社、株式会社錦山窯
お問い合わせ|03-3575-7755 / info.ginza@ccc.co.jp
※入場無料

​特集ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/18756-1627440219.html
 

  • 販売について

店頭・オンラインストアで販売予定

※オンラインストアでは3月5日正午より販売開始予定。詳細は追って特集ページにて公開予定。一部の作品のみのお取り扱いとなります。
 

  • 九谷焼(くたにやき)

九谷焼の歴史は江戸時代に始まります。加賀藩の分藩・大聖寺藩の九谷村で陶石が発見されたことを契機とし、明暦元(1655)年に磁器窯が開かれました。この時期に生産された陶磁器は「古九谷」と一般的に呼ばれます。しかし古九谷窯は50年程で廃窯となります。そのおよそ100年後、京焼の名工・青木木米が招かれ、金沢に春日山窯が開かれます。木米は翌年帰京しますが、助工として共に来藩した本多貞吉が花坂陶石を発見し、現在の小松市の若杉窯で磁器生産を始めます。やがて加賀の各地で「再興九谷」と呼ばれる諸窯が開かれ、現在まで続く九谷焼の生産が始まりました。明治期には九谷焼の輸出が積極的に行われるようになり、「ジャパンクタニ」として海外から高い評価を受けます。そして江戸時代からの伝統を継承しながらも、現代に至るまで新たな技法や様式が次々と生み出されています。

PICK UP

CONTACT

CCCアートラボでは、各種お問い合わせ内容を受け付けております。